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これまでの
本たち。
 
 
 
 
 
 
 

 漁港の肉子ちゃん

読書人:kyou.A
 

  

  「肉子ちゃん、おかえり」
  肉子ちゃんは、びくっと体を震わせた。
  そして、机に、足をぶつけた。
  「いたっ!
   キクりん、起こしてしもた?起こしてしもた?
   ごめんやでごめんやでっ!
   寝て寝て寝て寝て寝て寝てっ!」
  寝れるかよ。

 

肉子ちゃんの勢いのありすぎる大阪弁。
肉子ちゃんと娘のキクちゃんとの
温度差がありながら距離感のめっちゃ近い日常会話。

もう、ノンストップですわ。

西加奈子の本を読んだんは、『通天閣』以来かな。
エッセイの『ミッキーかしまし』がめっちゃおもろいねんけど、
私が読んだ小説の方は、結構シリアスな事情をかかえた人達の、
シリアスな日常を淡々と優しい目線でって本が多くて。
『漁港の肉子ちゃん』は、その辺のバランスのとり方が
私にはちょうど心地よかってん。

肉子ちゃんの本当の名前と娘のキクちゃんが
同じ名前の理由は何?
そして、肉子ちゃんの大きな大きな「愛」を感じてみてちょ。



に、おすすめします。

 

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西 加奈子/幻冬舎
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