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これまでの
本たち。
 
 
 
 
 
 
 

 キケン

読書人:kyou.A
 

全力無意味、全力無謀、全力本気。

ほぼ男子校状態の電気工科大学の部活「機械制御研究部」、
略して「キケン」黄金期の、
全力で「遊ぶ」先輩とそれにつきあわされた後輩たちの、
気合のはいった活動のおはなし。+α。

有川浩の作品はいつもそうだけど、
楽しすぎて字を追いかけてるうちに「え!もう終わり!?」と、
またしてもあっという間に読んでしまった。
うちの小6の息子も二日ほどで読んでた。
「おもしろくて、止まらねー」と言いながら。

「全力」での遊びっぷり、「全力」での学祭の取り組み、
「全力」でのロボット相撲大会など、
「キケン」黄金期の伝説的活動を夫が妻に聞かせるという展開。
この「全力ぶり」も大きな魅力ながら、実は、
夫は楽しすぎた「キケン」を「思い出」としたくない、
卒業して時が過ぎて
もう自分の居場所ではないことを認めたくない、
という心のもやもやが、
+αのもうひとつのこの本の魅力。

いやー、見事にやられました。

予期せぬ締めに、がっつり泣かされてしまった。
ずるいわ〜有川さん。

「今まで本や映画で泣いたことない」と言っていた息子も、
「最後、うるうるきた。やばい。」と。

ただ、第2話の恋愛話はいらなかったなぁ。
ま、オトナは色々わかるので
おもろいことはおもろいけど、
息子に読ませるには
まだまだ早い表現があったのと、
そこはとばしても話の展開に影響はなかったのとで、
息子には第2話をとばして読ませた。

女子が決して直で見ることのできない、
素の男子の世界。
めっちゃ、楽しい本です!

みんなに読んでほしい。
これから理工系に進もうかなと
漠然とでも思ってる子供達、必見!

に、おすすめします。

キケン
有川浩/新潮社
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