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これまでの
作品たち。
 
 
 
 
 
 
 

 すーちゃん まいちゃん さわ子さん

観た人:mika.K
 
        さびしさは、
        ひとりでなんとかしなくては。

この映画。
封切り以来、ずっと気になってていながら、なかなか観なかった作品。いや、たぶん、「観れなかった」のかも。
「観たい。でも、ドツボすぎて泣くんだろうな、きっと」的な。

原作の益田ミリさんも好きで何作か読んでいた作家さんなので、興味あったし、女優陣もなかなか魅力的。それぞれが演じる役どころも。

わたしがいままで持っていたイメージとちがう役柄を演じていた「まいちゃん」役の真木よう子さんが意外と心に残りました。
ついでに‥‥ストレッチ。
「なーんて、冗談」は、冗談じゃない。

などなどの、バリキャリOLさんのセリフもはまってたしね。

 

さてさて、作品本編。

物語の主人公は、かつてバイト仲間だった3人の未婚女性たち。
10数年、ほどよい距離感でつきあってて、それぞれの日々を過ごしている。

まぁ、このくらいの年代になると、誰もが抱えていそうな境遇の彼女たちの日常なのだけど、多くを語らずとも、こうやって過ぎ行く毎日を丁寧に描いた作品。

原作が4コマまんがということもあるのか、セリフは多くない。
ただ、ひとつひとつの場面のコトバたちが、直接突き刺さる。

ときどきせつなく、ときどき「にやり」、ときどき「ぐさり」。

この3人のなかでは、「さわ子さん」がちょっとビンゴすぎだったなー。

 

彼女たちが集まる場面には、かならず「ごはん」があるのも「らしい」演出。いや、現実的に、それぞれ違う日常を過ごしている友人たちをつなぐものは、女性の場合、とくに、それは「ごはん」なのだ。しかも、できれば「おいしく」なきゃいけない!!

バラバラに抱えるものを持ち込まない、のが、
ある程度、年を重ねた「友」の間のルール、のような気がする。
「ごはん」という、共通の「おたのしみ」を介して、
たわいもない「おしゃべり」の花が咲く。

それこそが、だいじなだいじな「友だち」との時間なんだよね。

お外でピクニックランチ、ぜひぜひマネしたいし!
すーちゃんのつくったレモン入りお鍋も、おいしそうだった!

 

夜、ひとりでじんわり観る、そういうタイプの映画だと思う。
「泣けるよ、これ観ると」みたいのは大嫌いだけど、
もし、涙がこぼれるなら、それはそれで「よし」としましょう。

 

街灯りの数だけ、
涙と笑い声と、祈りと人生があるんだな。

そう思えただけで、
自分の「明日」がちょっとやさしくなる。

 

追伸
だいじな場面で流れる「"Prayer"」は
わたしのココロの賛美歌。
あっこさん&パットさん、の名曲。


30年以上生きてきた女性。

に、おすすめします。

 

すーちゃん まいちゃん さわ子さん
出演:柴咲コウ, 真木よう子, 寺島しのぶ ほか
2013年

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