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これまでの
作品たち。
 
 
 
 
 
 
 

 大洗にも星はふるなり

観た人:mika.K
 
        えーりこぉーーー!
        ‥‥好きだぁーーーーっ!!

まぁ、ゆうても、「くだらん」ハナシなんですよ、ほんと。

海の家での夏バイト。ひと夏のまぶしすぎる想い出。そこにいた、かわいい女の子のコトが好きだ、いや、むしろ、そのコが「俺のコト、大好き?‥‥なんじゃねーのぉ??」と、すっかり「バカ」をこじらせてやがる兄さん×複数のハナシ。なんです。

‥‥がねぇ、これまた、おっもしろいんだよねぇ!

ある一カ所の場面で、セリフの応酬で楽しませる、いわば、
シチュエーションコメディ的なつくりです。

監督・脚本「福田雄一」のクレジットだけで、わたしは
とりあえず「観ましょう、あぁ、観ましょう」となりますが
さらに「ムロツヨシ」「安田顕」「佐藤二朗」の名があったら
そりゃ、もう「観ないで、どうするよ?」な作品なわけです。

まぁ、とにかく、なんのギミックもなく、ただひたすら、
兄さんたちの「恋バナ(ただし、勘違い)」を軸に展開するだけ
なのに、どうして、ここまでおもしろいかなぁ、と感心しきり。

最後の最後で「‥‥これ、映画だったよね??」と我にかえる、
的な演出もあるのですが、けっきょくは、いいかんじに
「ぐだぐだ」で終わってくれる、という、なんとも理想的な
展開で幕を閉じてくれます。

いや、それにしても。

人が「誰かを好き」ってハナシは、おもしろいんだね。
話してる当人にとっては言いたくてしょうがないわけだし、
聞かされてる人らにしてみれば、そんなようすって「滑稽」で
すらあるし。その温度差、っていうのも、古今東西、変わらず
生じてきたもんだろうし、そこが「笑い」にもなるし。

それぞれが「その人を好きな、俺」に酔い出し、さらに、
それぞれが妄想の彼方にぶっとんでいくあたりも、また、
そこに集った同士のお互いの鞘当てや駆け引きのやりとりも、
「バカだねぇ、ほんとに」と、くすっとなるツボですが、
なんだか、だんだんこの輩たちが愛おしく見えてきたりもして。

極めつけ!は、弁護士が発した、その「セリフ」です。
このセリフが、どんだけ「バカ」か、ぜひ、お確かめください。

 

ただねぇ。
こんなふうに「“好き”をこじらせ」られるのって、
けっこう「幸せ」なんじゃないかね?

‥‥なんて、「そうなれない」当方は思ったりするのです。

「あれ、“好き”を忘れちまってる?」な、ひと

に、おすすめします。

 

大洗にも星はふるなり
主演:山田孝之、山本裕典、
ムロツヨシ、小柳友、白石隼也、
安田顕、佐藤二朗、戸田恵梨香

監督: 福田雄一
/ 2010

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